この記事では、初心者から上級者まで楽しめる神PC音ゲー『DJMAX RESPECT V』を、400時間プレイした古参音ゲーマーの目線でレビューします。
おすすめポイント、主なゲームモードの紹介、プレイするのに必要なもの、購入すべきDLCの一覧など、これから購入・プレイするか迷っている方の参考にしていただければ幸いです。
DJMAX RESPECT Vとは
「DJMAX RESPECT V」は2017年にPS4向けにリリースされた韓国産音ゲー「DJMAX RESPECT」のPC(Steam)移植版です。
2004年より続くDJMAXシリーズの最新作であり、集大成でもあります。
それなりのスペックのPCとキーボードがあればプレイ可能です。
ゲームパッドにも対応していますが、キーボードのほうが演奏感が良いですし、キーボードでしか押せない高難易度譜面(SC譜面)も追加されているので、キーボードでのプレイを推奨。
購入、インストールはSteamからのみとなっています。
DJMAX RESPECT Vのおすすめポイント
4B、5B、6B、8Bの4モードで初心者から上級者まで楽しめる
本作には「4B」「5B」「6B」「8B」の4つのモードがあり、それぞれ別の譜面が用意されてます。
最大難易度だけ遊ぶ人でも、1曲で4譜面は楽しめるお得仕様です。(総譜面数はなんと4000以上!)
音ゲー初心者はキーの少ない4Bから始めるのがおすすめです。IIDXなど他の音ゲーをプレイしている人は、6Bや8Bにも挑戦してみましょう。
譜面数が多いだけでなく、ちゃんと配置も考えられていて、制作者の熱量(+悪意)を感じられます。(楽しい!)
ちなみに、全モード共通で「サイドトラック」と呼ばれるノーツが降ってくるので、実質的には+2キーになります。
DLCを含め400曲以上、本体のみでも170曲を超える大ボリューム
本作はDLCを含めて執筆時点で400曲以上、本体のみでも170曲を超える曲が収録されています。
過去作の曲をパッケージしたDLCのほか、CHUNITHMやGROOVE COASTERなど他音ゲーとのコラボもあり、今後も曲が追加されていく予定です。
豊富なカスタマイズ、実績やコレクションなど、やり込み要素が多い
本作はノーツやギア、ネームプレート、アイコンなどをカスタマイズすることができます。
スキンはACHIEVEMENTを達成したり、シーズンパスを進めたり、DLCを購入することで手に入ります。
また、楽曲をフルコンボしたり、特定回数クリアするなどの条件を満たすことで、GALLERYやMUSIC VIDEOが解禁されるなど、スコアアタック以外のやりこみ、コレクション要素も豊富です。
DJMAX RESPECT Vの主なゲームモード
プレイ時間の99%ぐらいは、以下の3つのモードで遊んでいます。
基本の「フリースタイル」
いわゆる「フリーモード」です。所持している楽曲を自由にプレイすることができます。
2~7人でワイワイ遊べる「オープンマッチ」
最大7人まで一緒にプレイすることができるモードです。
ルームホストが楽曲を選び、参加者は好きな譜面、難易度を選ぶことができます。
全員で同じ譜面をやって競い合うもよし、好きな譜面を選んでワイワイやるもよしです。(ルームホストを渡すこともできます)
ボイスチャット機能はありませんが、選曲画面ではテキストチャットやエモートを送信することができます。
実力が近い相手とタイマンガチバトルができる「ラダーマッチ」
ラダーマッチは、ランクマッチ制の1vs1ガチバトルモードです。
バトルに勝利することでLP(ランクポイント)を獲得。LPを貯めていくとランクが シルバー→ゴールド→プラチナ→… と昇格していき、各シーズンの期間内でランク上位を目指すゲーム性となっています。
ランキング上位5名のみが得られる「GRAND MASTER」という称号もあるので、腕に自身がある方は目指してみましょう。
その他にも、AIRモード(ラジオ感覚で垂れ流せるモード)やMISSIONモード(オジャマ系など様々なミッションをクリアしていくモード)もありますが、自分はあまりプレイしないので割愛します。
動作環境と必要なもの、推奨アイテム
本作は、エントリーモデル以上のゲーミングPCであれば問題なく動作します。オンボードグラフィック(グラボなし)は少し厳しいかもしれません。
最低動作環境 | |
---|---|
OS | Windows 7/8/1/10(64ビット) |
CPU | Intel Core 2 Duo E8400 3.0GHz AMD Athlon 64 X2 6000+ 3.0GHz |
GPU | GeForce GTX 460 AMD HD 5850以上 |
メモリ | 4GB |
「動くかどうか分からない…」という方、ご安心ください。
Steamは購入から2週間以内で、プレイ時間が2時間未満なら返品が可能なので、とりあえず本体を購入&インストールしてみて、動作確認をしてみると良いでしょう。
下記の記事では、各種PC音ゲーが遊べるスペックのおすすめPCを紹介しているので、PCの新規購入を検討している人は参考にしてみてください。
全曲揃えるために購入すべきDLC
本体とDLCを全曲すべて揃えると結構な金額になります。(定価・執筆時点でトータル2万円ぐらい)
年に数回はSteamのセールがあるので、セールを狙って集めていきましょう。大体半額以下になります。
以下、サントラやギアなどを除いたおすすめのDLCセットをリストアップしておきます。
とりあえず全曲揃えたいって人は参考にどうぞ。(タイトルクリックでSteamストアページに飛びます)
DLC | 曲数 | 価格 |
---|---|---|
本体のみ | 178曲 | 4,980円 |
↓全曲揃えるにはここから下を全部購入すればOK↓ | ||
Deluxe Edition (本体 + V Extension + Emotional Sense) |
178+28曲 | 7,596円 |
TRILOGY PACK | 21曲 | 1,480円 |
GROOVE COASTER PACK | 10曲 | 1,480円 |
Clazziquai Edition + Black Square | 45曲 | 3,366円 |
Cytus + Deemo | 22曲 | 2,516円 |
TECHNIKA 1+2+3 | 75曲 | 5,474円 |
GIRLS’ FRONTLINE + CHUNITHM | 9曲 | 1,241円 |
Portable 3 PACK | 24曲 | 1,980円 |
ESTIMATE PACK | 5曲 | 980円 |
NEXON PACK | 21曲 | 1,980円 |
V EXTENSION II PACK | 20曲 | 2,480円 |
Muse Dash PACK | 15曲 | 1,780円 |
TECHNIKA TUNE & Q Pack | 20曲 | 1,980円 |
ちなみに「クリアパス」を購入しておくと、クリアパスのシーズン中はDLCを持っていなくても、オープンマッチでホストが選曲したDLC楽曲をプレイすることができます。(自分で選曲することはできません)
「友達とプレイしたいけどDLCが揃ってない」という方は、とりあえずシーズンパスで済ませとくのもアリ。
また「ラダーマッチ」では、DLCを持っていなくてもDLC楽曲を遊ぶことができます。
楽曲はランダムに選ばれるため、やりたい曲プレイすることはできませんが、プレイしてみて気に入った楽曲があったらDLCを買ってみる というのもアリ。
あると良いもの①有線で同時押しが可能なキーボード
本作は、キーボードでプレイするのが一般的です。無線キーボードはほとんどの製品に遅延があるため、有線のキーボードをおすすめします。
キーボードの選び方とおすすめのキー配置は以下の記事で解説していますので、参考にどうぞ。
あると良いもの②高リフレッシュレートのモニター
本作は240FPSまで対応しているので、高リフレッシュレートのモニターを使用すれば譜面がヌルヌルなめらかに見えます。
60Hzモニターでもゲームプレイ自体に問題はありませんが、より快適な環境でプレイしたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
DJMAX RESPECT Vの個人的にイマイチなポイント
ここからは、本作を400時間以上プレイしてみて個人的にイマイチだと思っているポイントを書いていきます。
判定が甘め
本作は判定が甘めです。体感ですが100%(ピカグレ)の判定幅は33msぐらいでしょうか。
良くいえばカジュアル、悪く言えばやりごたえに欠けます。
判定が甘いため、最高難易度の譜面ですら、ランキング1ページ目が同点で埋まっている状態です。
やりごたえを求める本国の上位勢は、判定辛めで譜面難易度も高い「EZ2ON REBOOT : R」に移りつつあるとかないとか。
弐寺でスコア狙うのが好きな人はEZ2ONの方が合うんじゃないかなぁと思います。
DJMAXはカジュアルさを重視している(判定を辛くするとゲームが難しく感じて初心者が離れる/辛判定がゲームの標準になってしまう)ため、辛判定オプションの実装予定はないそうです。
個人的にはスコアが残らなくてもいいので、練習用にHARD判定オプションが欲しかったですね。久しぶりにラダーマッチやるとHARD判定分からなくなっちゃうので…
FEVER演出が邪魔&理論値に手動FEVERを要求される譜面がある
本作にはFEVERシステムがあり、FEVERゲージを貯める&発動させることで、スコアに倍率がかかります。
基本的には自動でFEVERが発動する「5xAUTO FEVER」で大丈夫ですが、譜面によってはFEVERの発動タイミングをずらすことで理論値が上がるため、手動FEVERが必要になります。(100%=パーフェクト狙いには関係ありません)
特に、マスターランキング(全譜面の合計スコアで競うランキング)の上位を目指す人には、必須のテクニックです。
それと、FEVER発動時の音と演出が、慣れるまで少し邪魔に感じると思います。FEVERをオフにすれば済む話ですが、理論値が下がってしまうので悩ましいところ…
オープンマッチに日本人が少ない
オープンマッチの9割ぐらいは韓国人で、日本人の部屋はあまり見かけません。身内でやってる鍵付きの部屋はたまに見かけますが、公開ルームはほぼ皆無です。
特に最近は、DLC発売やセールのとき以外過疎ってるので、もう少し日本人口増えてほしいなぁと思っています。買え。
PCゲームなのにマウス操作ができないUI
本作はPS4からの移植作ということもあり、マウス操作に対応していません。操作はすべてキーボード or ゲームパッドで行います。
ライバルの「EZ2ON REBOOT : R」がマウスで操作できるUIなだけに、少し不便を感じます。
一部コラボ曲はキー音なし
移植元のゲームが元々キー音なしなので仕方のないことですが、CHUNITHMコラボやCytusコラボなど、一部のDLC楽曲にはキー音がありません。
言われなければ気づかなかったりしますし、最近はキー音が無い音ゲーも多いので、そこまで気にはしてませんが一応。
【まとめ】初心者にも上級者にもオススメできる神ゲーです
自分は2004年の『DJMAX Online』をプレイしていましたが、本格的にDJMAXを触るのは実は本作が2つ目になります。
DJMAXの曲自体はとても好きなんですが、パッドやタッチパネルで音ゲーをやるのが苦手で、PortableやTECNICAシリーズ、PS4版RESPECTはスルーしていました。
本作は久しぶりのキーボードでできるDJMAXということで、かなりハマってます。あまりゲーセンに行きづらいご時世ということもあり、それはもうIIDXそっちのけで(笑
総評すると、音ゲー初心者も入りやすく、僕みたいな古参や音ゲー上級者も満足できる素晴らしいゲームになっていると思います。
強いてワガママを言うなら、オンボードでも快適にプレイできるぐらい要求スペックを下げるとか、本体を無料化するとかすれば、もう少し人口が増えるのになぁと。
以上、『DJMAX RESPECT V』のご紹介でした。
質問コーナー
コメント一覧 (7件)
最近のアプデでFEVER時の音をきれるようになったの嬉しかったですね
分かりますw 秒で設定しました!
feverの音どこで切るんでしょうか?
1.モード選択画面または選曲画面でF11を押してインベントリを開きます。
2.FEVER SOUNDで「MUTE」を選択
これでいけるかと!
ありがとうございます!
steamのみと書かれてましたがXBOXゲームパス対応でXBOX ONE XBOXSeriesX/S PC版も対応しています。ゲームパス対応なのでゲーム本体買わなくても遊べます。
追記しておきました。
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