【FHD版対応】INFINITAS用PCの選び方を解説!おすすめPCや設定もご紹介

「FHD化でINFINTIASが起動しなくなった」
「音ズレやカクつきはスペック不足が原因?」

INFINITASは比較的低スペックでも動作します。しかし、いざインストールしてみると起動しなかったり、音ズレやカクつきが発生するなど、トラブルに頭を抱えてしまう方も多いようです。

そこで本記事では、INFINITASを快適に遊ぶために必要なPCスペックやおすすめPC、PC設定などについて解説します。

なお筆者はWindows95(1995年発売)からPCに触れており、これまでに10台以上のPCを購入しました。家電量販店でアルバイトした経験もあり、PCについてはそれなりに詳しい方です。

INFINITASも日常的にプレイしており、音ズレやカクつき、判定の違和感などなくプレイできています。

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この記事を書いた人
かみゆー

IIDX両皆伝、アリーナ両A1、★★/★★、ポップン50全曲クリアなど。音ゲー歴20年以上のアラサー。

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INFINITASの動作に必要なPCスペックをわかりやすく解説

まずは公式サイトに記載されているINFINITASの必須環境をおさらいしておきましょう。

必須環境
OSWindows 10 または 11
CPUベースクロック2.8GHz以上必須
Intel Core i5-4690 以降必須
グラフィック機能オンボードグラフィックスの場合、動作が不安定になる場合あり
メモリ8GB以上必須
ストレージ空き容量 60GB以上、十分な空き容量と速度の出るものを推奨
参考:INFINITAS公式

「何のことかサッパリわからない」という方のために要点だけ解説すると、以下のようになります。

わかりやすく解説
OS最新のWindowsでOK
CPUCore i5かi7の5000より数字が大きいやつにしよう
・CPUはパソコンの頭脳
・クロック(x.xGHz)はあまり気にしなくてOK
・AMD製CPU(Ryzen)は避けたほうが無難
グラフィック機能(GPU)GPUがないと動かない可能性がある
エントリークラスのGPU(RTX3050/4060/GTX1650など)でOK
・GPUは映像処理に特化したパーツ
・ゲーミングPCには大体ついてる
・普通のビジネス向けや家庭向けPCにはほぼついてない
メモリ・あまり気にしなくてよい
・後から簡単に増設できる
ストレージ・あまり気にしなくてよい
・後から簡単に増設できる

INFINITAS用にPCを選ぶときは、CPUとGPU(グラフィック機能)が最重要ポイントです。

  • CPUはIntel製のCore iシリーズを選ぶ
  • NVIDIA製のグラフィックボードが搭載されたPCを選ぶ

最低限この2点にだけ注意しておけば、大きく失敗することはありません。

それぞれ、詳しく解説します。

CPUはIntel製のCore iシリーズを選ぶ

CPUはIntel製のCore iシリーズにしておくのが無難です。「Core i5」か「Core i7」と書かれているものを選べば間違いありません。

CPUはPCの頭脳にあたるパーツです。Intel製とAMD製があり、INFINITASの動作環境では2015年以降のIntel Core i5~i7シリーズ3.2GHz以上が推奨されています。

AMD製CPUでも動きますが、INFINITASのプログラムはAC版IIDXの流用であり、AC版IIDXにはIntel製CPUが搭載されています。Intel製CPUのほうが問題は起こりにくいでしょう。

2024/4/3のアップデートでAMD製CPUが動作環境から外れ、Intel製CPUが必須環境となりました。今後も動作を保証されない可能性が高いため、Intel製CPUを強くおすすめします。

ただし、同じIntel製CPUでもCore iシリーズ以外(CeleronとPentium)は絶対に選ばないでください。性能が低くゲーム用途には向きません。

NVIDIA製のグラフィックボードが搭載されたPCを選ぶ

INFINITASをプレイするなら、必ずグラフィックボード(GPU)が搭載されたPCを選びましょう。

INFINITASはGPU非搭載のPC(オンボードグラフィックス)では動作しない、または動作が不安定になる可能性があります。

「GeForce RTX3050」や「RTX4060」、「GTX1650」などのエントリー向けGPUで十分ですので、必ずGPU付きのPCを選んでください。

グラフィックボードとは

グラフィックボード(GPU)は、映像処理を専門に行うパーツです。

ゲーミングPCには搭載されていることが多いですが、一般用途向けのPCやビジネス向けPCには搭載されていないことがほとんどです。

GPUが搭載されていない場合はCPUが映像処理を行うため、CPUの負担が大きくなり、ゲームの動作が不安定になる可能性があります。

なお、IIDXライトニングモデルの初期ロットにはNVIDIAのGeForce GTX1650が搭載されているそうです(参考)。

【Intel製CPU搭載】INFINITASにおすすめのゲーミングPC3選

最新のIntel Core i5搭載 & GeForce RTX 4060搭載の条件で、初心者におすすめのゲーミングPCをピックアップしました。

INFINITASにはややオーバースペックですが、最新の3Dゲームやゲーム配信にも十分余裕があります。

【初心者向け最強セット】G-Tune DG-I5G60(スターター7点セット)

価格189,800円~
OSWindows 11 Home
CPUintel Core i5 14400F
グラフィックGeForce RTX 4060
メモリ16GB
ストレージ500GB
セット内容・PC本体
・iiyama G-MASTER GB2470HSU-B5A
・ゲーミングマウスLogicool G304
・ゲーミングキーボードLogicool G213r
・ゲーミングヘッドセットLogicool G431
・ゲーミングマウスパッドLogicool G240f
・ゲームパッドLogicool F310r

G-Tune DG-I5G60(スターター7点セット)は、「初めてゲーミングPCを買う」という方におすすめの初心者向けセットです。

ゲーミングモニターを始め、マウスやキーボード、ヘッドセットなど、合計で5万円相当の周辺機器がセットになっています

逆算するとPC本体は約14万円で、Core i5+RTX 4060の組み合わせの中では非常にコスパがよいといえます。

【価格と性能のバランス◎】Lenovo Legion Tower 5i Gen 8 :カスタマイズモデル

価格151,690円~
OSWindows 11 Home
CPUintel Core i5 14400F
グラフィックGeForce RTX 4060
メモリ16GB
ストレージ512GB

PC単体ではLenovoのこちらのモデルが15万円台で販売されています。「周辺機器はあるからPC本体だけ買い替えたい」という方はこちらがおすすめです。

【コンパクトでスタイリッシュ】FRONTIER FRGKB760/WS402/NTK

価格165,800円~
OSWindows 11 Home
CPUintel Core i5 14400F
グラフィックGeForce RTX 4060 Ti
メモリ32GB
ストレージ1TB

「できるだけコンパクトなゲーミングPCが欲しい」という方はFRONTIERのこちらのモデルがおすすめです。

幅215mm×高さ347mm×奥行き401mmのコンパクトケースで、ゲーミングPCにありがちなゴツさを感じません。シンプルでスッキリした外観が個人的に好みです。

【省スペース】ゲーミングノートPC2選

「PCを置く場所がない!」「ときどき持ち運びたい」という方のために、手頃な価格帯のゲーミングノートPCをピックアップしました。

ただし、ノートPCはデスクトップPCと比べて以下のデメリットがあるため、本当に置く場所がない人以外はデスクトップPCを選んだほうが無難です。

ノートPCのデメリット
  • 同価格帯ではデスクトップよりスペックが低い
  • 接続できるUSB機器の数が少ない
  • カスタマイズ性・拡張性が低い
  • 冷却性能・排熱効率が悪い

とくにPHOENIXWANをはじめ、IIDXコントローラーはUSBハブを経由して接続すると入力遅延でスコアが出にくくなる可能性があります

ノートPCは大体3つぐらいしかUSB端子がないので、デフォルトでUSB端子が6~8個あり拡張性も高いデスクトップPCの方がおすすめです。

【14型で持ち運び◎】G-Tune E4-I7G60DB-B

価格179,800円~
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i7-12650H
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリ16GB
ストレージ500GB

CPUは1つ前の第12世代Intelですが、RTX 4060を搭載しておりゲーミング性能の高いノートPCです。

本体重量は約1.80kg、14型のコンパクトなノートPCで持ち運びにも適しています。

【旧世代GPUで安さ◎】HP Victus 15 スタンダードプラスモデル

価格119,800円~
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i5-12450H
グラフィックGeForce RTX 2050 Laptop GPU
メモリ16GB
ストレージ512GB

CPUは一世代前、GPUは二世代前になりますが、かなりコストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCです。

重量は約2.29kgの15.6型ノートで、家の中で動かす程度なら問題ありません。

グラフィックボードを増設する選択肢もあります

「INFINITASが起動しない」「動作が不安定でカクつく」という方は、グラフィックボードを増設または交換することで快適に遊べるようになる可能性があります。

とくに、ここ5~6年以内に買ったデスクトップPCで正常に動かない場合は、グラフィックボードが無いから動かないだけの可能性が高いです。

PCの買い替えは10~20万円掛かるのに対し、グラフィックボードを増設するだけなら3~5万円程度で済みます。自分で増設できる自信のある方は検討してみてください。

グラフィックボードの増設自体はとても簡単です。しかし、現在お使いのPCにグラフィックボードを取り付けられるかどうかを事前に確認する必要があります

グラフィックボードの増設方法は、以下のサイトの記事がわかりやすくておすすめです。

予算を極力抑えたいならGTX1650、スペックに余裕をもたせたいならRTX3060あたりを増設するとよいでしょう。

INFINITASを快適に遊ぶためにPC以外で用意しておきたいもの

PC以外では、以下を用意しておくとINFINITASをより快適に遊べます。

  • 120hz以上表示が可能な大型モニター
  • IIDXコントローラー
  • 外部スピーカーやヘッドホン、イヤホンなど

それぞれ、詳しくみていきましょう。

120hz以上表示が可能な大型モニター

INFINITASは120hz以上表示が可能な大型モニター(できれば27インチ以上)で遊ぶことをおすすめします。

INFINITASはレーンサイズの変更ができないため、ゲーミングノートPCや24インチ以下の小さいモニターだと、ゲーセンと往復したときの感覚の差が大きくなります。

また、せっかく高スペックなPCを用意しても、モニターが120hz以上のフレームレートに対応していなければ、PCの性能を活かすことができません。

INFINITASのモニター選びについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

IIDXコントローラー

INFINITASはキーボードでも遊べますが、どうせなら本物に近いコントローラーで練習したいですよね。

おすすめはGAMO2から販売されている「PHOENIXWAN+LMTです。

コントローラーについては下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

外部スピーカーやヘッドホン、イヤホンなど

PCとあわせて外部スピーカーかヘッドホン(イヤホン)のいずれかは必ず用意しましょう。

テレビやモニターから音声を出力すると、発音が大きく遅延する可能性があります。テレビやモニター内部で余計なサウンド処理が発生するからです。

発音遅延を抑えるためには、直接PCにスピーカーやヘッドホンを繋いで音を出すようにしましょう。

INFINITASでカクつきや音ズレがある場合はPCの設定を見直そう

INFINITASプレイ中に音ズレやカクつき、判定がおかしいなどの症状がある場合は以下の設定を試してみてください

  • WASAPI排他モードにする
  • NVIDIAコントロールパネルの3D設定を変更する
  • bm2dx.exeの設定を変更する

それぞれ、詳しく解説します。

筆者のPC環境について

筆者がINFINITASをプレイしているPC環境は以下の通りです。

OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i7-8700K
GPUNVIDIA GeForce RTX2070
オーディオインターフェースBehringer UMC202HD
モニターTOSHIBA REGZA 43Z570K
ヘッドホンSennheiser HD599SE

PC環境は人それぞれ違いますので、すべての人にここで紹介する設定が最適なわけではないことを頭に入れておいてください。あなたの一番やりやすい設定が正義です。

WASAPI排他モードにする

INFINITASランチャーの設定画面から、WASAPI(排他モード)を選択してください。共有モードよりも、排他モードのほうが発音遅延は圧倒的に小さくなります

排他モードとは誤解覚悟で簡単に説明すると、PC内部のいろいろな音声処理をすっ飛ばして、高音質&低遅延で音声出力できるモードです。

ただし、PC環境によってはINFINITASの音がおかしくなったり、そもそも起動しなかったりします。

また、プレイ配信をしている方はOBSで音声を取り込むのに一工夫必要になります(2PC配信やオーディオ分配などが必要)。

NVIDIAコントロールパネルの3D設定を変更する

とくに問題がなければ変更する必要はありませんが、NVIDIAコントロールパネルの3D設定を変更することで、音ズレやカクつき、判定の違和感などが改善される可能性があります。

NVIDIA製のGPUを搭載しているPCでは、デスクトップで右クリックすると「NVIDIAコントロールパネル」がメニューに表示され、クリックするとNVIDIAのコントロールパネルが開きます。

変更手順は以下のとおりです。

  1. 左のメニューから「3D設定の管理」を選択
  2. 「プログラム設定」のタブを選択
  3. INFINITASのプログラム(bm2dx.exe)を選択 ※一覧になければ追加してください
  4. 設定を変更する

設定内容は人によってかなり違いがありますが、自分は以下に設定しています

設定項目設定備考
低遅延モードオフ・判定への影響が大きい
・オンやウルトラのほうが低遅延だがオフのほうが安定してる気がする
垂直同期オン・自分の環境ではオンで問題ない
・以前はオフだとティアリングがひどかった(最近は検証していない)
・適応や高速にしてる人もいる
電源管理モードパフォーマンス最大化・デフォルトだと省エネになってCPUの性能が節約されるとかなんとか
・正直違いは実感できていない
その他の設定基本ノータッチ・いじっても正直違いがわかりません

「判定がなんか合わないから」といじりすぎても沼にハマってしまうので、問題なければ上記の設定を真似してください。自分のスコア力は一応アリーナA1には上がれる程度です。

bm2dx.exeの設定を変更する

以下の設定はやっておいた方がよいらしいです。(効果は実感できていません)

  1. INFINITASがインストールされているフォルダを開く(デフォルトだとC:\Games\beatmania IIDX INFINITAS\game\app)
  2. bm2dx.exeを右クリックし、プロパティをクリックして開く
  3. 互換性タブの「全画面表示の最適化を無効にする」と「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れる
  4. 適用をクリックする

まとめ

INFINITASはエントリークラスのゲーミングPCで十分快適に動作します。現在販売されているものだと、GeForce RTX 4060かRTX 3060を搭載しているPCがおすすめです。

マウスコンピューター」や「FRONTIER」など通販サイトでの購入をおすすめします。ここ数年で増えてきたものの、まだまだ家電量販店でのゲーミングPCの取扱は少ないです。

PC知識がある方はグラフィックボードの増設や交換にチャレンジしてみるのもよいでしょう。

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