この記事では、弐寺(beatmania IIDX)の緑数字の目安を段位別に紹介し、白数字(SUD+・LIFT)や判定位置の決め方もあわせて解説します。
筆者はSP皆伝です。設定は少し見直すだけで譜面が見やすくなったり、光りやすくなったりするので、伸び悩んでいるときこそ見直してみてください。
この記事の結論
- 緑数字の目安は初段〜五段で350前後、六〜七段で320前後、八段〜十段で300前後、中伝〜皆伝で280前後。段位がひとつ上がるごとに10くらい下がる
- 白数字(SUD+とLIFTの合計)は340前後から始めて、自分の目線に合わせて動かす。段位による差はほとんどない
- 同じ緑数字でも、判定位置を深く(マイナスに)すると猶予が増える。筆者の体感では判定-1が緑数字10くらい
- LIFTは身長に合わせて使う。上げすぎると低速・ソフランに弱くなり、プレー中に外せないので注意
緑数字・白数字とは
緑数字は「ノーツが見えている時間」

緑数字は、ノーツがレーンに現れてから判定ラインに届くまでの時間を表す数値です。数値が大きいほど譜面を見てから叩くまでの猶予が長く(ノーツが遅く見え)、小さいほど短く(速く見え)なります。
ハイスピ(HI-SPEED)が「ノーツの流れる速さ」そのものなのに対して、緑数字は曲のBPMやレーンカバーの量まで含めた実際の見え方を表します。曲が変わってもハイスピを合わせ直せば同じ見え方でプレーできるので、設定の話をするときは緑数字でそろえるのが普通です。
白数字は「レーンカバーで隠している量」

白数字は、レーンの上下をどれだけ隠しているかを表す数値です。レーンカバーには次の3種類があります。
| 名前 | 隠す場所 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| SUD+(サドプラ) | レーンの上 | 見える範囲を目線の高さに合わせる |
| LIFT(リフト) | レーンの下(判定ラインごと上げる) | 判定ラインを目線に近づける。身長が高い人向け |
| HID+(ヒドプラ) | 判定ラインの手前 | 判定直前のノーツを隠す。使う人は少ない |
この記事では、SUD+とLIFTの白数字を足したものを白数字合計と呼びます。白数字合計が大きいほど、ノーツが見えるレーンの縦幅は短くなります。
緑数字はBPM・ハイスピ・白数字で決まる
緑数字は、次の3つで決まります。
- BPM:BPMが2倍になると緑数字は半分になる(同じハイスピなら速く見える)
- ハイスピ:ハイスピを上げると緑数字は小さくなる
- 白数字:レーンを隠すほど見える距離が短くなり、同じハイスピでも緑数字は小さくなる
つまり、SUD+を下げて(白数字を増やして)も見え方を変えたくない場合は、そのぶんハイスピを下げることになります。
途中でBPMが変わる曲(ソフラン)では緑数字も変わります。ハイスピを曲中で変える「ギアチェン」は、別の記事で解説します。
段位別の緑数字の目安
X(旧Twitter)のハッシュタグ「#弐寺のあなたの段位と緑数字教えてください」の2020年(LM筐体の登場)以降の投稿と、BPL選手の設定を集計しました(2023年調査)。
| 段位 | 平均 | 最小値 | 最大値 |
|---|---|---|---|
| 八段~十段 | 303 | 265 | 358 |
| 中伝~皆伝 | 286 | 255 | 326 |
| BPL選手(S3) | 254 | 208 | 279 |
七段以下はサンプルが少ないですが、段位がひとつ上がるごとに緑数字がおよそ10下がる傾向から、次のくらいが目安です。
| 段位 | 緑数字の目安 |
|---|---|
| 一級以下 | 400前後 |
| 初段~五段 | 350前後 |
| 六段~七段 | 320前後 |
| 八段~十段 | 300前後 |
| 中伝~皆伝 | 280前後 |
これより大きく外れている場合は、設定を見直してみてもいいかもしれません。適正より遅すぎると縛りプレーに近くなり、速すぎると上達の妨げになることがあります。
段位そのものの目安(どの曲がクリアできれば合格が見えるか)は「段位認定の目安一覧」で紹介しています。
緑数字の決め方
緑数字大(猶予が長い)
- 運指を考える余裕ができる
- 調子に左右されにくく安定する
- 表示ノーツが多い高密度は認識しづらい
緑数字小(猶予が短い)
- 表示ノーツが少なく高密度が認識しやすい
- 運指を考える余裕が少ない
- 調子が悪いと反応が間に合わない
一般的な傾向として、初心者から上級者になるにつれて緑数字は少しずつ小さくなります。上達するほど、運指や体の動かし方を考えなくても体が勝手に動くようになり、考える時間がいらなくなるからです。
見直すときのサイン
次のようなときは、緑数字を見直してみてください。
| こんなとき | 試すこと |
|---|---|
| 高密度・同時押しが「見えない」 | 緑数字を下げる(ノーツの間隔が広がって見分けやすくなる) |
| 見えているのに指が間に合わない、SLOWが多い | 緑数字を上げる、または判定位置を深くする |
| 調子の良い日と悪い日の差が大きい | 緑数字を少し上げる(猶予が長いほうが安定しやすい) |
| 皿や運指を考える余裕がない | 緑数字を上げる |
判定位置と組み合わせる

判定位置をプラスにすると判定が浅く(上寄りに)なり、マイナスにすると深く(下寄りに)なります。判定を深くするほど、ノーツが見えてから押すまでに猶予が生まれます。
つまり、同じ緑数字でも判定位置によって実際の猶予は変わります。筆者の体感では、判定-1が緑数字10くらいに当たります。トッププレイヤーでも、緑数字が小さい選手ほど判定位置がかなり深めです。
| 選手(BPL S3) | 緑数字 | 判定位置 |
|---|---|---|
| U*TAKA | 208 | -3.05 |
| WELLOW | 217 | -2.90 |
| 46 | 236 | -2.30 |
判定を深い位置(-1.5~-3.0付近)にして判定ライン付近を疑似的にHIDDENのような状態にし、視界の情報量を減らす「ういろうメソッド」も広まりました。
参考ChannelNo4Network|【ういろうメソッド】判定が甘くなる!?トプランのハイスピ調整法を試してみた!(新しいタブで開きます)
判定位置そのものの合わせ方(FAST/SLOWの見方や、音とのズレの直し方)は、こちらの記事で詳しく解説しています。
白数字(SUD+・LIFT)の決め方
白数字合計大(レーン長が短い)
- 目線が上下にブレにくく安定する
- ノーツの残像感が軽減される
- 低速・ソフランが認識しづらい
- 微妙なズレ・ハネが認識しづらい
白数字合計小(レーン長が長い)
- 見た目上の判定幅が広い
- 低速・ソフランが認識しやすい
- 微妙なズレ・ハネが認識しやすい
- 視界が広く目線が上下にブレやすい
- ノーツの残像が目立つ
白数字合計は340前後から
BPL選手(S3)の白数字合計は、平均で340くらいでした。緑数字と違って実力によって変わるものではないので、よく分からないうちはこの数値を基準にして、そこから自分の見やすい位置に動かしていけば大きく外しません。
SUD+は目の高さに
SUD+とLIFTそれぞれの数値は、身長や目線の位置、フォームによって変わります。筆者のおすすめは、プレー中のフォームで目の高さあたりにSUD+の下端が来る位置です。

目の高さより上げすぎると、まぶたが開いて目が乾きやすくなります。下げすぎると、のぞき込むような姿勢になって首や肩に負担がかかります。
LIFTは身長に合わせる(上げすぎに注意)
LIFTは判定ラインごとレーンの下側を持ち上げる設定で、身長が高い人が目線の移動を小さくするために使います。背が高いのにLIFTを使わないと、判定ラインを見るために前かがみになり、首や腰を痛めやすくなります。
ただし、上げすぎには注意してください。
- 低速・ソフランに弱くなる:見えるレーンが短くなるので、ノーツがゆっくり流れる場面でノーツ同士の間隔がつかみにくい
- プレー中に外せない:SUD+は演奏中でも出し入れや調整がかんたんですが、LIFTはほぼできない。ソフラン対策の選択肢が狭くなる
LIFTだけで白数字を大きく取るより、目線の調整はLIFT、見える量の調整はSUD+と分けて使うのがおすすめです。
ノーツや判定文字、キービームの見た目も見やすさに影響します。BPL選手のカスタマイズはこちらの記事でまとめています。
【S3】BPL選手の緑数字・白数字合計・判定位置一覧
BPL(S3・2023年)に出場した選手の設定を、配信や動画から調べてまとめました。今のシーズンの設定とは違う場合があるので、傾向をつかむ参考にしてください。
※選手名を押すと、調査の参考にした動画を新しいタブで開きます。
| NAME | 緑数字 | 白数字合計 | 判定位置 |
|---|---|---|---|
| 平均 | 254 | 337 | -0.63 |
| 中央値 | 255 | 328 | -0.50 |
| ✨APINA VRAMeS✨ | |||
| UCCHIE | 256 | 266 | -0.55 |
| WELLOW | 217 | 435 | -2.90 |
| CHP*1E | 252 | 304 | +0.00 |
| KENTAN | 250 | 393 | +0.10 |
| GiGO | |||
| CORIVE | 246 | 388 | -0.90 |
| NUCHIO | 258 | 360 | ? |
| CYBERX | 252 | 260 | ? |
| LOOT | ? | ? | ? |
| GAME PANIC | |||
| MIKAMO | 255 | 421 | -0.30 |
| PEACE | 254 | 258 | -0.35 |
| TAKA.S | 251 | 331 | +0.05 |
| FRIP | ? | ? | -1.75 |
| 🎩SILK HAT | |||
| SEIRYU | 263 | 370 | -1.30 |
| VELVET | 265 | 270 | +1.90 |
| LICHT | 248 | 417 | -0.50 |
| KIDO. | 257 | 289 | -1.05 |
| SUPERNOVA Tohoku | |||
| TATSU | 246 | 243 | -2.65 |
| NIKE. | 276 | 164 | -0.55 |
| TAKWAN | 259 | 320 | +1.20 |
| 46 | 236 | 522? | -2.30 |
| 🦾TAITO STATION Tradz | |||
| KKM* | 247 | 441 | +0.45 |
| RIOO | 266 | 390 | +0.20 |
| 8S. | 260 | 194 | -0.40 |
| RAITO. | 279 | 267 | -0.20 |
| 🎳ROUND1 | |||
| U*TAKA | 208 | 490 | -3.05 |
| KUREI | 260 | 325 | -0.40 |
| 16VV | 255 | 430 | +1.00 |
| NAGACH | 250 | 411 | -1.05 |
| レジャーランド | |||
| 1-PIN | 253 | 390 | -1.35 |
| DINASO | 261 | 261 | -1.10 |
| G* | 265 | 194 | +1.15 |
| U76NER | 270 | 310 | -1.70 |
※2023年の調査です。一部の情報が足りておらず、最新の数値とは違う可能性があります。
※平均・中央値は「?」を除いて計算しています。
※誤差くらいの違いは直していません。
中央値は緑数字255、白数字合計328、判定位置-0.50でした。緑数字は200台前半〜後半に集まる一方、白数字合計は160〜520くらいと人によって大きく違います。白数字は実力ではなく、体格や好みで決まっていることがよく分かります。
DPの設定
DPのトップスコアラーの設定も調べました(2023年調査)。
DPはSPと比べて、白数字を減らし、レーンの縦幅をできるだけ広く取るプレイヤーが多く見られます。縦幅を広げるとノーツ同士の間隔が広がり、左右に離れていて見づらい同時押しや、左右のレーンのタイミングの差が見分けやすくなるからです。
縦幅が長いぶん体感の速さが上がるので、緑数字も平均280~290くらいと、SPより大きめになっています。
緑数字のよくある質問
- 緑数字は何を表していますか?
-
ノーツがレーンに現れてから判定ラインに届くまでの時間です。大きいほどノーツが遅く見え、小さいほど速く見えます。BPMやレーンカバーの量も含めた実際の見え方を表すので、曲が変わってもハイスピを合わせて緑数字をそろえれば、同じ感覚でプレーできます。
- 緑数字340は遅いですか?
-
初段〜五段なら目安どおり(350前後)です。八段以上で340なら、平均(八段〜十段で300前後)より遅めです。高密度が見えにくいと感じたら、少し下げて試してみてください。
- 緑数字を下げると上手くなりますか?
-
下げただけで上手くなるわけではありません。上達すると考える時間がいらなくなるので、結果として緑数字が下がっていきます。目安より大きく遅い設定のままだと高密度が見えにくくなるので、段位に合わせて少しずつ下げていくのがおすすめです。
- SLOWが多いときは緑数字を上げるべきですか?
-
見えているのに押すのが遅れているなら、緑数字を上げるか、判定位置を深く(マイナスに)してみてください。緑数字を小さめにしたまま判定を深くして、反応の遅れを補うプレイヤーも多くいます。FAST/SLOWの偏りは判定タイミングのずれでも出るので、判定調整の記事もあわせて確認してください。
- 身長が高い場合、LIFTはどれくらい使えばいいですか?
-
決まった数値はありません。前かがみにならずに判定ラインが見える位置までLIFTを上げ、残りの見える量はSUD+で調整してください。LIFTだけで白数字を大きく取ると、低速やソフランに弱くなります。
まとめ
緑数字は上達するにつれて少しずつ小さくなります。八段~十段で300、中伝~皆伝で280くらいが平均で、段位がひとつ上がるごとに10くらい下がります。六~七段なら320、初段~五段なら350くらいを目安にしてみてください。
白数字(SUD+とLIFTの合計)は340くらいから始めて、自分の目線に合わせて動かしましょう。判定位置は深めにするのが近年の流れで、同じ緑数字でも猶予を増やせます。




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