PHOENIX WANを静音化!これならマンションでもプレイできそう

この記事では「PHOENIX WAN+」の静音化改造を解説します。

フェニワン以外の海外製コントローラー(DAOコン、FPS、PEE)や、KONAMI製の公式コントローラーにも使えますので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人
かみゆー

IIDX両皆伝、アリーナ両A1、★★/★★、ポップン50全曲クリアなど。音ゲー歴20年以上のアラサー。

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静音化前後の比較動画

慣れない動画編集ですが、今回の静音化対策を行った前と後の打鍵音をiPhoneで撮影してみました。イヤホンやヘッドホンで聞いてみると違いがわかりやすいと思います。

バネやプラスチックの余計な音が抑えられ、ボタンを叩くのがとても気持ちよくなりました。

今回使用した静音化アイテム

今回静音化に使用したものは以下の3点。

  • シリコンスプレー
  • ゴム板(厚さ1mm/両面テープ付き)※
  • すきまパテ(200~300g程度)

いずれも音ゲーコントローラーの静音化には定番のアイテムです。大きめのホームセンターなら大体売ってると思います。

※ゴム板は素材やバネの軽さによって、ボタンが戻りにくくなる場合があります。

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【DAOボタン限定】ボタンの受け皿にゴムシートを貼って静音化

追記)バネスイッチが軽いとボタンの戻りが悪くなることがあるので、小さめにカットするかゴム系以外の素材にしたほうが良いかもです。

結論から言うと、今回の静音化対策で最も効果を感じられたのは、「DAOボタンの受け皿に1mmゴムシートを貼る」です。

ただし、こちらはもともとストロークが深めのDAOボタン限定で、三和ボタンでは推奨されませんのでご注意を。三和ボタンの場合は0.5mm程度が限界かと思いますが、それでもゲーセンのボタンよりストロークが浅くなってしまうので、プレイに支障が出ます。

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手順を解説します。まずはコンパネ部分を開きましょう。

マイクロスイッチはDAOボタンの場合、反時計回りにひねると外れるようになっています。三和ボタンの場合は横にグイグイしながら真上に引っ張ってください。

全部外しました。

白い留具パーツをくるくる回すと、ボタンを取り外すことができます。取り外さなくても静音化改造はできますが、一応今回は解説のためにボタンまで外します。

はずしました。

つぎに、ボタンの爪パーツ両端を指で抑えながら押し込みます(むずかしい)。

すると、ボタンが受け皿・ボタン・バネに分解されます。

今回は1mmのゴムシートを使用します。ゴムシートでなくても厚さ0.5mm~1mm程度であれば、コルクやフェルトなどで代用してもOKです。

三和ボタンの場合は、1mmだとストロークが浅くなりすぎてしまうので、マスキングテープやビニールテープなど、0.5mm以下のものを使用してください。

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ゴムシートを適当な大きさ(20mm x 5mmぐらい)にカットします。サイズはそこまで精確でなくてもOKです。

ボタン受け皿の上下端に貼り付けます。中央の穴に干渉しないようにしましょう。

DAOボタンはもともと三和ボタンよりストロークが深めになっているので、1mmのゴムシートを貼り付けることでちょうどいい感じになりました。

ゴムシート貼付け前
ゴムシート貼付け後

ただし、底上げした分、マイクロスイッチを押し込む部分も1mm短くなってしまうので、スイッチが押し込めず反応しないことがあります。自分のDAOボタンは問題ありませんでしたが、特に三和ボタンでこの静音化改造をする場合は注意しましょう。

場合によってはこちらにも小さくカットしたゴム板を貼り付けて、帳尻を合わせるようにしてください。

通常のストローク
ゴムシート貼付け後のストローク
スイッチが反応しない場合はこの白いパーツの先にもゴム板を貼り付けてください。

DAOボタンでは、貼り付けなくても特に問題なく動作しました。

バネにシリコンスプレーを塗布して静音化

ゴムシート貼り付けでかなり静音化されましたが、まだバネの「バイーン」という音が結構耳触りです。特にDAOボタンはバネの音が大きい印象があります。

そこで、バネにシリコンスプレーを塗布します。シリコンスプレーは吸引すると人体に害があるので、必ず部屋の換気をし、マスクをして使用しましょう。

塗布後はベタベタしているので、軽くティッシュなどで拭き取ってからボタンを組み立てます。

シリコンスプレーはボタンハマりなどのメンテにも使用できるので、1本持っておいて損はないです。

すきまパテで余計な振動を抑制、打鍵音がシャープに

仕上げに(?)、すきまパテをコンパネ裏に充填して、余計な振動や反響をカットします。音を小さくしたり、空洞を埋めるためというよりは、ボタンパーツを重くして余計な振動を抑える効果が大きいイメージです。

すきまパテは粘土のようなもので、長期間経っても固まりにくく、匂いも少ないので扱いやすいのが特徴。

セメダイン製のすきまパテは1kgと200gが売られていますが、PHOENIX WAN1個なら正直200gで足ります

ただ、200g2個よりも1kg1個のほうが安いので、DPをやる人や、多めに盛りたい人は1kgを購入しても良いでしょう。

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まずは、パテを塗りやすいようにマイクロスイッチをすべて外します。

ボタン同士の隙間に、パテを詰めて盛っていきます。ちなみに下の写真は少し盛りすぎました。

盛りすぎると、コンパネを戻す際に干渉してしまうので、外側のボタンのラインより内側に盛るようにしましょう。

大体これで300gぐらい使ってます。200gでも全然足りますが、多めに盛ることでボタンパーツの安定性が増し、余計な反響音が減って打鍵音が良くなります。

この状態でもスイッチやバネは交換可能なので、ボタンを丸ごと三和ボタンに変える時が来るまでは、パテを外す必要はありません。

まとめ・その他の静音化対策

今回は、いつも自分が行っている定番の静音化対策をご紹介しました。

  • シリコンスプレー
  • ゴム板(厚さ1mm/両面テープ付き)
  • すきまパテ(200~300g程度)

この3つの静音化をやっておけば、とりあえずマンションでも夜中以外はプレイできる程度にはなると思います。(隣室から苦情が来ても当サイトは責任を負いません)

その他の静音化としては、防音ボックスの自作が最近は流行っていますね。

https://twitter.com/ojinjinm/status/988058555189112832

ダンボールで囲むだけでもそれなりの効果はあるみたいなので、気になる人はやってみてください。

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