1048式のメリット・デメリット、練習方法、コツを解説します

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最近コメントで「1048式の練習方法が知りたい」「1048式練習してるけど難しい」「左手が動かない」といった質問をよくいただきます。

そんなわけで(?)今回は、IIDXプレイヤーの間でも広く普及している「1048式」について、練習方法やコツなどを解説します。

かみゆー

かみゆー

音ゲー歴20年↑のアラサー。IIDX両皆伝、ポップン50全曲クリアなど。最近はDJMAX RESPECT Vをよくやります。兵庫県在住。

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1048式とは

1048式(としやしき)とは、下図の指配置を基本ポジションとした運指のことです。

1P
2P

皿側の運指に特徴があり、人差し指の下に親指をくぐらせるような形となっています。

ちなみに1048式という名前は、この運指を広めたプレイヤー名(DJ 1048)が由来です。

1048式のメリット

皿に強い(皿側の指が皿に近い)

1048式は「鍵盤に強い・発狂に強い」とよく言われます。間違いではありませんが、最大のメリットは「皿に強い」ことです。

皿側の指に注目して、一般的な「対称固定」と比較してみましょう。

対称固定の皿との距離
1048式の皿との距離

上図から見て分かる通り、1048式のほうが小指が皿に近いです。

皿絡みでとっさに運指を崩す必要があるとき、対称固定は指を開いて手の軸を右にズラさなければなりませんが、1048式は手首を少し右に振るだけで皿に対応できます。

これが、1048式が皿絡みに強い理由です。

1-2(6-7)トリルに強い

1-2トリル(1P)
6-5トリル(2P)

対称固定では、1-2トリルは薬→中→薬→中…と取ることが多いですが、1048式では親→中→親→中…(あるいは親→人→親→人…)と、「薬指」よりも強い「親指」を多く使うので取りやすくなります。

同様の理由で螺旋(1→2→3→2→1→2…)と呼ばれる配置や、折返し階段にも強いです。

手首皿に移行しやすい

手首皿
手首皿

1048式を使う理由の1つに「手首皿を使いたい」という方も多いのではないでしょうか。近年の譜面難易度インフレにより、手首皿はもはや当たり前のテクニックとなってきました。

1048式はその基本ポジションのまま、手首皿に移行できるため、手首皿を使いたいプレイヤーにとっては必須の運指となっています。

1048式のデメリット

最初は慣れない手の形なので習得が難しい

1048式は皿側が慣れない手の形をしているので、普段ウォームアップでやるような曲でも、頭がフットーしそうになると思います。

まずはオートスクラッチでも良いので、ホームポジションの形を体に覚え込ませるのが大切です。

1-3(5-7)トリルに弱い

1-3トリル(1P)
3-5トリル(2P)

1048式は1-2トリルは得意ですが、1-3トリルは少し苦手です。

親→人→親→人…と強い指を使うので簡単そうに思えますが、手首を左右に傾ける動きができず指先だけで叩かないといけないため、制御がかなり難しくなります。(特に速いトリルよりも、遅めのトリルで難しさを感じるはずです)

対称固定の場合は親→薬→親→薬…ですが、こちらは指先と合わせて手首を左右に傾ける動きも使うので、比較的制御しやすいです。

4番が皿側の手でカバーしにくい/皿と逆側にノーツが集中すると弱い

1048式は基本3番(2P側は5番)に人差し指を置いているので、4番を皿側の手でカバーするのが難しいです。

また、利き手が皿側の人は、非利き手で鍵盤の半分以上をカバーするので、対称固定と比べて非利き手の強さが要求されます

最近は完全固定フィジカルでゴリ押すのが主流になってきてますが、運指論的には対称固定と組みあわせて、互いの弱点を補うように使うのが理想です。

1048式の練習方法とコツ、習得ロードマップ

ここからは具体的な練習方法やコツについて解説します。

最初はオートスクラッチでOK

最初はまず完全固定して、基本形になれることに集中しましょう。これは、他の運指を習得する場合でも同様です。慣れるまで緑数字は普段+10~20程度でやってください。

皿がほとんど降ってこない曲か、オートスクラッチで乱打系・同時押し系の譜面を繰り返し練習します。

特に同時押しは、今まで使っていた運指の記憶に上書きしないといけないので、上級者の方は同時押し系を中心に乱ノックすると良いです。

経験上、大体20時間ぐらい練習すれば、新しい運指に慣れてきます。

初心者の方は「絶対この形から手を動かさない!」ぐらいの意識でまずは1ヶ月、数をこなしてみてください。

最初は手が痛くなるかもしれませんが、慣れてくれば1048式の快適さに気づくはずです。

皿絡みの崩し、3:5半に慣れる

手が超デケェ人を除いて、皿絡みは運指を崩す必要があります。

崩しの基本となるのが、3:5半固定と呼ばれる運指です。状況によって3番(2P側は5番)を右の親指で取ったり、左の親指で取ったり使い分けます。

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1048式の形に慣れてきたら「皿が来たら、皿と逆側の手で3番(5番)をカバー」することを意識しながらプレイしましょう。正直、最初のうちはかなり難しいと思います。

特に右利き2Pの人は、利き手でない左手で7鍵中5鍵をカバーしないといけないので、難しく感じるでしょう。

3:5半ができない、2P1048式で左手の動きが悪いときは

運指について最も多い質問が「2P側で左手がうまく動かない」ということです。

「左手が動かない」といっても、以下の2パターンあります。

  1. 鍵盤が多く降ってくると押し負ける
  2. 皿がきたときにうまくカバーできない

①は単純に地力・フィジカル・練習量が足りてないか、フォームが悪いだけです。特にアドバイスすることはありません。

問題は②のケース、皿が来たときに、もともと皿側の手で押していたボタンをカバーできないというケースです。

原因は、左手がカバー時の運指/手の形に慣れていないことにあります。例えば、以下のようなパターンの鍵盤を左手だけで押せますか?

1+3+5+皿

おそらく、3か5のどちらかが取れないと思います。普段3に左親指を置いているため、3を薬指(あるいは中指)で取るという発想が生まれないからです。

これを解決するには、意識的に左手の領域を広げる練習が必要です。

具体的には、数時間ほど以下の固定運指でやってみて下さい。

左手カバー練習用固定1

これは見た目通り鍵盤に弱い運指ですが、皿絡みに関しては隙がありません。左手でカバーするのが苦手な方は、この形で皿複合を練習するのが効率的です。慣れてきたら、1048式から自然と切り替えできるようになります。

中指が窮屈に感じる方は、以下の固定配置でもOK。自分はこっち派です。

左手カバー練習用固定2

また、DPや片手プレイも左手のカバー範囲を広げる効果があるため、興味のある方、左手のカバーが苦手な方はやってみて下さい。皿絡み(特に連皿)がとても楽になります。

親指ベチャ押しを習得する

鍵盤も皿も忙しく、3:5半でカバーする余裕がないときは「親指ベチャ押し(親指スライド押し)」と呼ばれる運指を使用します。

1P
2P

「親指べちゃ押し」は皿側の親指のみで1番と3番を取る運指のことで、ある程度の手の大きさがあれば、皿を拾いながら2番もカバー可能です。

自分の場合は「嘆きの樹(SP ANOTHER)」のデニム地帯や、全押し+皿で使います。

嘆きのデニム地帯(ミラー) 黄丸で囲ったノーツは全部親指で取ります。親指をスライドさせるイメージです。
こういうパターンも、5+7を親指1本で押すと楽です(余裕があれば左手で1+3+5を取りたいですが)

1048式に加えて親指ベチャ押しができると、99%ぐらいのパターンは拾えます。残り1%ぐらい(穴冥のBPM190のとことか)は正直手首皿じゃないと厳しいです。

1048式の参考になるプレイヤー、プレイ動画

最後に、個人的に1048式のお手本になると思ったプレイヤーと動画を紹介します。(決して自分で撮るのが面倒だった訳ではない)

掲載に問題があったり、「こっちの動画のほうが良いよ~」というのがあったら教えて下さい。

DJ 1048

言わずとしれた1048式の生みの親。上のプレイ動画では、譜面に合わせて結構フリーダムに動き回る運指スタイル(上級者向け)なので、あまり初心者の方の参考にはならないかもしれませんが、フォームの美しさは是非お手本にしてほしいです。

特に皿を拾うときの手の動きとか、手首の位置とか、上からのアングルだけでは分からないことも多いので参考になります。

DJ SEIRYU

1P1048式のお手本にしてほしいのが、BPLでもご活躍されてるSEIRYUさんのプレイ。無駄な動きが無くフォームもきれいです。

SEIRYUさんの特徴として、正規でのスコア力がとても高く本番に強いです。ご本人がブログで書かれた以下の記事は必見ですので、ぜひチェックしてみてください。


以上、サファリドットコム流1048式の解説でしたー。

特にコメントで質問いただくことが多い内容だったので、これからはこの記事を読んで解決してくれればなぁと思い執筆してみましたが、いかがでしたでしょうか。

他の運指については以下の記事でザックリ解説してます。

記事の内容について、質問等あればコメント欄に書き込んでいただけると、なる早で返信します。

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