PARADISE LOST

7つの鍵盤と1つの皿に対して10本の指をどのように使うべきか?ということから、IIDXには様々な運指があります。上級者の手元を見ていても運指は人それぞれで、プレイヤーの名前が付くほど個性的な運指もあります。

今回はシングルプレイにおける運指について自分の考えをまとめます。

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まずは有名な基本運指をおさらい

最低限知っておいて欲しい運指を軽く解説しておきます。

対称固定

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左右とも指を4本ずつ鍵盤に割り当てるのが対称固定です。

1鍵と7鍵については小指派と薬指派で意見が分かれるところですが、やりやすい方で良いです。

1048(トシヤ)式

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皿側の手の形に特徴あるのが1048(トシヤ)式運指です。皿と皿側の手首の位置が近いため、手首皿の入口でもあります。

皿側の運指に慣れるまで大変ですが、是非ともマスターしておきたい運指です。

こちらも対称固定と同様に小指派と薬指派で分かれますが、どちらでもいいです。

ちなみに…

10483 10484

「1048式はこの状態で皿が取れないとダメ」と勘違いしている初心者をたまに見かけますが間違いです。どの運指を使うにしても、皿絡みは崩す必要があります。

3:5半固定

35 352

353 354

皿絡みで運指を崩す時の基本運指です。1P側だと3鍵、2P側だと5鍵で、左右の親指を使い分けるのが特徴です。

こちらも慣れるのは大変ですが、必須レベルの運指なので必ずマスターしましょう。

べちゃ押し

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3:5半固定から派生して、皿も鍵盤も忙しく鍵盤側の手でカバーしている余裕がない時に使う運指です。

親指1本で白鍵を2つ取るのが特徴で、手の大きい人はこの形のまま人差し指で2鍵(2P側の場合6鍵)が取れるメリットもあります。

その他の運指について

DOLCE式、quasar式など他にも様々な運指がありますが、ここでは紹介しないでおきます。というのもこれらの特殊運指は、練習していくなかで自然と使えるようになったものは別として、わざわざ覚えるほどのメリットはありません。

最初のうちは1048式と対称固定のどちらかを覚えていけばそれで十分です。

使う運指が多いほどクリア力が伸びにくい

手首皿完全固定プレイヤーの成長速度を見ていて経験的に納得する方もいるかもしれません。

いわゆる完全固定タイプよりも、譜面によって運指を使い分ける北斗タイプの方がクリア力は伸びにくい傾向にあります。

2通りの押し方を使い分けるには2倍以上の練習が必要

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たとえばこんな配置。手首皿完全固定の人なら

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この取り方1つだけを練習すればオッケー。

しかしそうでない人の場合

1 2
3 4

こんなふうに様々な取り方があります。

押しやすい・光らせやすい運指は人によって違います。また前後の譜面の密度など、状況によっても変わってきます。

たとえば自分の場合は、余裕が無いと2枚目の親指をベチャ押しする形、余裕があったら1枚目の形が光らせやすいのでそうしています。左手が片手でいう中2に近い形で、DPをやっているのでこの運指が自然と出ます。

前後の状況で使い分けるのでたった2通りの押し方でも、実際には手首皿の2倍以上の練習が必要です。

使い分けはあとあと必要になる

さきほどの解説から手首皿最強!と思う方もいるかもしれませんが、当サイトは手首皿については否定的な考えです。

手首皿についてで解説しているように、手首皿はハズレ譜面や連皿譜面に弱いといった、致命的な欠陥を抱えています。

欠陥を補うだけの対策力があれば別ですが、そのようなプレイヤーは今のところ存在しません。

クリア力や鍵盤系のスコアという面では驚異的な成長スピードを持つ手首皿プレイヤーですが、弱点はみな同じで、大会での一発本番に弱く(当たらないと良いスコアが出せない)、連皿がとにかくできません。

手首皿は若いプレイヤーに特に多く、鍵盤うまいけど皿がへたくそなプレイヤー達は量産型とバカにされ、最終的には開きなおる傾向にあります。これではどれだけ上手くなろうと、ドルチェに皿投げられておしまいです。

成長スピードよりも到達点の高い方を選んで欲しい

手首皿についてを書いたときにこんなグラフを作りました。

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少し極端だったかもしれませんが、この考えは今でも変わりません。このゲームの最終到達点が全曲理論値だと考えれば、手首皿は早く成長しているように見えて、実は遠回りしていると思います。

これから始める初心者は何をすべきか

ここまで読んでもらうと分かるように、手首皿について当サイトは否定的です。全フルコンへの近道であることは間違いありませんが、スコアが最上の優劣決定であるこのゲームにおいては全くオススメしません。

では初心者はどのように運指を身につけて、上達していくべきでしょうか。自分が1からシングルを始めるとしたらどうするかな?と考えながらまとめてみました。

まず1048式と3:5半固定に慣れる

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鍵盤の運指 崩すときの運指

1048式を上級者になってから練習すると慣れるまで少し苦労するので、初心者のうちに使えるようになっておいた方がお得です。若気の至りで手首皿をやりたくなったときにも役立ちますし、対称固定はあとからでも比較的簡単に習得できます。

初心者が固定運指を身につける時はまず、鍵盤だけの時は1048式で、皿絡みのときは3:5半固定に崩すことを意識して練習してみましょう。

慣れてきたら親指べちゃ押しも使えるようにする

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慣れてきたら3:5半固定の延長で、親指べちゃ押しを練習しましょう。

ここまでで最低限必要な基本運指は足りるので、しばらく運指の開発は中断します。

軸となる運指が完成したら積極的にクリアランプを更新していく

1048式、3:5半固定、ベチャ押しを覚えて、ようやく下準備完了です。

ここで一旦運指の開発は中断して、クリア力を伸ばすことを優先します。習得した3つの運指を軸にして、クリアランプを積極的に更新していくことで地力を上げていきましょう。

運指の使い分けを意識してスコアを狙う

クリア力とスコア力はある程度バランス良く成長させる必要があります。偏りすぎると、最終的に偏ったプレイヤーに落ち着いてしまう傾向があるからです(例:単発だけの人、フルコンだけの人)

クリアランプ更新に飽きたり、煮詰まってきたら、今度は運指の使い分けを意識しながらスコア狙いをやります。クリア力が上がると余裕をもってプレイできる譜面が増えるので、光らせやすい運指を考えながらプレイする余裕ができます。運指のバリエーションを増やしつつ、スコアを狙いっていきましょう。

このとき同時に対称固定も練習します。対称固定は難しくないので、すぐに覚えられます。

常に譜面に対して最適な運指を選択し続けることで、最終的には多指北斗と呼ばれる運指になります。